広範囲土質に対応したバックホウ式揚土船「オーシャン5号」

 OCEAN No.5
 船体寸法  長さ  65.00m
 幅  26.00m
 深さ  4.50m
 吃水  2.20m
 甲板機械  ウィンドラス  25/12.5t×6/12m/min×4sets
 係船ウィンチ  10t×13m/min×2sets
 スパッド  1.3m×1.3m×27m×2sets
 アンカー  8t×4sets
 発電機  主発電機  AC450V×610kVA×2sets
 補助発動機  AC450V×220kVA×2sets
 揚土機・コンベア
 揚土機  型式  HITACHI EX1200×2sets
 バケット容積  5.9m3×2sets
 原動機  567kw(771ps)×1,800rpm
 アウトリーチ  14.5m
 コンベア  搬送能力  2,000m3/h
 ベルトフィーダ  2,000mm×0〜25m/min×2sets
 甲板コンベア  1,600m×200m/min×47.0m
 スプレッダ  1,600m×200m/min×67.0m
 アウトリーチ  60.0m
 環境改善設備  海水淡水化装置  1.5m3/D×2
 油水分離機  0.5m3/H
 汚水処理機  15person/D
 飲料水殺菌器  500L/H

 

地球温暖化防止対策

屋上緑化 都市部などで取り入れられている屋上緑化技術を採用、これまで鉄の質感しかなかった船に緑を取り入れた新しい試みです。屋上緑化は断熱効果が高く、日射熱の侵入を抑制するため、エアコンの消費電力を削減できます。芝草は温度変化や塩害にも耐性がある塩性芝草を植栽しています。
LED照明 消費電力を83%カットできます。
UVカット二重ガラス 断熱効果に加え、紫外線による皮膚への影響を軽減します。
海水資源の利用 特殊逆浸透膜を内蔵した海水淡水化装置により、海水から清水を造り、タンクに貯水します。生活用水や、屋上緑化の潅水に利用します。

 

海を汚さず浚渫土を揚土

水分が多く、粘土やシルトを多量に含む軟弱浚渫土を、海を汚さず埋立地へ揚土する設備を有しています。
含水比の高い浚渫土砂が揚土時に飛散したり、コンベアからの漏水が発生しやすいため、汚濁水処理システムにて、事前にバージの表面泥水をポンプで砂泥タンクに排送処理することで海面汚濁を未然に防ぎます。泥水は船内各所で発生した泥水とともに、一次貯蓄後、ポンプで吸引し、専用配管を経由して揚土区域に排出できます。

 

■様々な揚土材に対応。
■60mスプレッダによる高い対応能力。
■2台のバックホウによる負荷の平滑化。
■トレミー管設置機能装備。
■環境に配慮した各種設備。

 

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